順序が異なるメッセージの処理 - Noise Protocol Framework (17)
(例えば、メッセージがUDPで送受信されるようなアプリケーションのように)いくつかのユースケースでは、トランスポートメッセージはロストするかもしれないし、順序通りに受信できないかもしれません。これを処理するために、アプリケーションレベルのプロトコルでは各トランスポートメッセージにCipherStateのn値を含めることができます。受信側では、CipherState#SetNonceを使用して受信したメッセージに含まれるn値でCipherStateを更新します。
受信者はリプレイ攻撃を防ぐために、受信したn値と同じ値で複数回に渡って繰り返されるメッセージをすべて拒否しなくてはいけません。